一部報道「マヌカハニーの除草剤残留による発がん性」につきまして
【Angelbean Manuka Honey】
【Watson and Son Manuka Honey】
ニュージーランド産マヌカハニー輸入販売元
株式会社ハイパーリンク
平素は弊社マヌカハニーをご愛顧頂き誠にありがとうございます。
2020年8月に報道された一部ニュースにつきまして弊社の見解をご説明させて頂きます。
報道の内容ではマヌカハニーに除草剤(グリホサート)の残留が検出され発がん性を疑う記事として取り沙汰されておりますが、当店の全てのマヌカハニーは、養蜂や製造現場において除草剤を使用することは一切ございません ので、先ずはご安心くださいませ。
また今回の騒動を受け、NZマヌカハニー製造メーカーおよび当社では、定期的にグリホサートの残留検査を行い、安心してお客様にご購入頂けるよう品質管理の厳格化を実施致します。
グリホサート(通称:ラウンドアップ)とは、世界各国で認可されている有名な除草剤です。
ニュージーランドや日本でも世界と同様に使用が認められており、蜂蜜製品(マヌカハニーなど)においては、NZ一次産業省(MPI)の残留基準は 0.1mg/kg となっております。
2015〜2019年にかけて MPIによってマヌカハニーのグリホサート残留検査を行った結果、ほとんどの純粋なマヌカハニーからは検出されませんでしたが、一部(16.3%)のマヌカハニーから残留が確認されました。
但し、それらのほとんどは0.01〜0.08mg/kgと微量であり、検出された全ては認可された安全基準の範囲内でした。
(ブレンドハニーを除いたピュアマヌカハニー:NZ一次産業省の公開データより)
残留の原因として、マヌカハニーの養蜂にグリホサートを使用することはありませんが、ミツバチの行動範囲にその使用区域が含まれることもあり、そこで収集された蜜にグリホサートが残る可能性があります。
当社契約のマヌカハニー製造元においては、除草剤の影響のない場所を選んで養蜂を行っておりますが、ミツバチによって想定外の行動が起こることもあり、しかしそれを人間がコントロールすることは不可能な状況でございます。
【グリホサートの残留基準について】
グリホサートは前述の通り、日本でも認可されており以下は主な食品の残留基準です。
小麦 30mg/kg、 そば 30mg/kg、 大豆 20mg/kg、 穀物類 30mg/kg、 コメ 0.1mg/kg
( ※ニュージーランドにおけるマヌカハニー基準は0.1mg/kg )
日本ではこの他にもあらゆる農産物・畜産物に残留基準が設けられており、その数値は概ね 0.05mg〜最大40mg/kg となっております。
(詳しくは厚生労働省WEBにて確認頂けます)
上記食品を年間の消費量で換算しますと、日本人1人あたりの小麦製品(麺類・パン・菓子類など)の消費量は約31kg、大豆は約50kg、米は約54kgです。(当社調べ)
それらを単純に合計すると、グリホサートの年間の残留基準は1935mg/kgにもなります。
これは、例えばマヌカハニーを1kg消費した場合のグリホサート残留が0.01〜0.08mgと比較すると、マヌカハニーの20000倍以上ものグリホサートを摂取してしまう可能性がある、ということになります。
さらに日本人の主食であるコメにも 0.1mg/kg の残留が認められておりますので、私達は毎日それを摂取している可能性も否定できません。
これらの結果を鑑みて冷静に判断しますと、万が一 当店のマヌカハニーにグリホサートの残留が仮にあったとしても(基本ありませんが)、それは日本の小麦や大豆・穀物類に比べて はるかに安全であり、健康への影響は極めて少なく、限りなくゼロに近いと考えております。
また、当店としては、マヌカハニーの微生物活性や栄養など享受される素晴らしいパワーは、グリホサートによる微細な影響を大きく上回って健康に役立つと考えており、信念を持って扱っております。
以上、最終的にはお客様のご判断にお任せすることになりますが、上記ご参考頂けますと幸いでございます。
■以下、参考資料
【マヌカハニーとグリホサート(ラウンドアップ)除草剤および発がん性についてまとめ】
・当店マヌカハニーの養蜂および製造現場において序章剤/グリホサートを使用することはありません。
・ほとんどの純粋なニュージーランド産マヌカハニーには除草剤の残留はございません。
・弊社のマヌカハニーは全てニュージーランド政府の食品安全基準に沿った商品です。
・マヌカハニー製造元および弊社においてグリホサート残留検査を定期的に実施します。
・日本の食品安全基準に沿って輸入され、検疫でも定期的に品質モニタリングを行っております。
・マヌカハニーに残留する可能性は極めて微少であり、日本の小麦や穀物、お米の残留基準から比較すると、はるかに安全といえます。
・ミツバチの習性では農薬が混入した蜜を収集しませんが、グリホサートは毒性が低いため、稀にそれを含む蜜を収集することがあります。
・現状ではミツバチの行動を人間がコントロールすることが不可能です。
・グリホサートは世界各国で認可された除草剤で日本およびニュージーランドでも使用が許可されておりますが、オーストラリアやEU諸国では禁止や削減が推進されております。
・グリホサートの発がん性について現時点では未確定で、その発がん性レベルは「アルコール飲料」や「ハム、ベーコン、ソーセージ」と同レベルに位置付けされております。
・海外産の多くの有名なビールやワインにも残留が確認されており、オーガニック認定された製品にも検出されたことがあるようです。
最後に日本ではあらゆる食品に0.01〜最大40mg/kgのグリホサート残留が認められおり、弊社ではマヌカハニーよりもこちらの方がより大きな問題だと考えます。
(残留基準は厚生労働省WEBより引用)
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