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企画運営・管理
株式会社ハイパーリンク
京都市中京区真如堂町323-4
ウェルネスビル2F
tel/075-222-5520
fax/075-222-5530 |
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・ ・ ・ 石鹸の製法と豆知識 ・ ・ ・
| ■コールドプロセス製法とは? |
石けんの製造法は大きく分けて2つあります。一つは釜焚き(ケン化法)もう一つは中和法です。
釜焚き法でもコールドプロセス(低温によるケン化法)とホットプロセス(高温によるケン化法)に分かれます。
当店の手作り石鹸はコールドプロセス製法です。(従来のノニ石鹸はホットプロセス製法です)
コールドプロセス製法とは石鹸発祥の時代から受け継がれる伝統的な古典製法です。製造過程で自然に発熱する熱を利用し、長期に渡る熟成を経てようやく完成します。約30~45℃の低温で製造するため、素材に含まれる有効成分を破壊せずにそのまま石鹸に閉じ込める利点があり、苛性ソーダの量を減量してケン化させるため低アルカリで油脂が適度に残り、よりいっそう保湿をキープします。
完成までに1ヶ月以上もの長い時間と手間がかかるため大量生産には向かず、上質の石鹸でありながら一般市場にはなかなか出回りませんでした。
古典的な手作り製法であるがゆえ、気温や湿度などその時の環境によって臨機応変に対応しなければならず、質の良い枠練り石けんを作るには職人のカンと熟練の技が必要となります。
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○製法による比較と特長
| 釜焚き鹸化 |
コールドプロセス製法 |
ホットプロセス製法 |
| 釜焚き
苛性ソーダ使用量
グリセリン含有率
純せっけん分
塩 析
製造期間
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低温(約30~45℃)で約半日
80~90%
おおよそ 5~6%
おおよそ 80~90%
なし
45~60日 |
高温釜(100℃以上)で約7日間
100~120%
おおよそ 3~4 %
おおよそ 90~ %
あり
7日~10日 |
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長 所 |
グリセリンが残る
天然成分を壊さない
弱アルカリで肌にやさしい |
グリセリンが少し残る
泡立ちが良い
不純物が少ない |
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短 所 |
製造に手間と時間がかかる
泡立ちが劣る
製造コストがかかる |
高温で天然成分を壊す場合がある
保湿に若干劣る
石鹸カスが出やすい |
| ■釜炊き鹸化法(バッチ法とも呼ばれます) |
古来の伝統的な石鹸の製造方法です。
通常のホットプロセス製法は「けん化→塩析→水洗→仕上煮又は再塩析」の工程を経て製造されます。
具体的には焚き釜に原料となるオイル(油脂)を仕込み加熱します。そこに苛性ソーダを加え、脂肪酸とグリセリンに分離させ、脂肪酸は苛性ソーダと反応して脂肪酸ソーダ(これが石鹸の元)となり、グリセリンは水相と混和します。
この工程を「けん化」と呼びます。
ここに塩を加えていくと水分と石鹸が分離し、この工程が「塩析」です。こうして出来たものを数時間放置すると苛性ソーダ(不純物)の比重によって上層・中層・下層部分の三層に分かれます。
上質な石鹸はクリーンな上層部分だけを使用します。中層部分は不純物を多く含みますので「塩析」工程を繰り返して石鹸を作ります。一番最後に残る下層部分は廃液として処分されます。
ホットプロセスでは100℃以上の高温で数時間に渡って加工しますので熱に弱い成分に影響がでます。
○当店のコールドプロセス製法には「塩析」がありません。
コールドプロセス製法は「低温による鹸化→型入→熟成」という単純な製法であるため、有用成分や不純物もそのまま石けんに加工しますので「塩析」を行ったホットプロセスに比べ石けんとしての純度に劣るといわれます。
しかし、コールドプロセス製法は純度に劣っていたとしてもそれ以上に多くの利点があります。
まず、高温にならないので油脂が持つ有用な成分がそのまま残ります。未反応の油脂は脂肪酸となってお肌に作用するので肌には一番いい製法です。また苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)などのアルカリ物質を少ない量で作りますので石けんカスが出ません。
しかも当社が採用する独自のコールドプロセス製法ではケン化に伴う苛性ソーダ(不純物)の量がさらに極端に少ないので「塩析」を行う必要がありません。
当店製品は「塩析」を行う必要のないように苛性ソーダの量を抑える独自の技術を用いて本来石鹸が持つ有用性を十分に引き出しております。 |
| ■中和法 |
一般的に「量産品向け」に考案された製法です。
オイル(油脂)をあらかじめ脂肪酸とグリセリンに分解し、脂肪酸だけを取り出してアルカリ製剤により中和し石鹸を作る製法。グリセリンを含まないため洗浄力が強い反面、お肌に対する保護力に欠けます。そのためグリセリンや保湿剤をあとから添加する場合もあります。
この方法では約3~4時間で石鹸が完成しますので大量生産に適します。 |
| ■泡立ちの良い石鹸について |
石けんの泡立ちはアルカリ度を決める「ケン化率」と、使用する「油脂」によって決まります。
単純に「泡立ちの良い石けん」を作ることは実は簡単できます。ココナッツオイルの比率を高くしたり、ケン化工程で水酸化ナトリウムや水酸化カリウムを多く使うことでアルカリ(ケン化率)を高め、泡立ちを良くすることができます。
また、その製法はホットプロセス製法や量産向けの中和法による石けんがほとんどです。 どれが良いかはそれぞれ特長がありますので一概には言えませんが、当店が選んだのは、そのどちらでもないコールドプロセス製法です。
コールドプロセスはケン化率を下げて低温で焚きますので油脂に含まれるグリセリンなどの保湿成分が多く残ります。
その反面、泡立ちが通常よりも少し悪くグリセリン等を多く含むため空気中の水分を吸着し溶けやすいといった問題も抱えます。
しかし、コールドプロセスはその短所以上に良い特長が多くあるので当店では、あえてそれに立ち向かいました。
独自技術によって弱点である泡立ちと溶けやすさについて改良し、従来の手作りコールドプロセス石鹸にはない性能に仕上がっております。
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| ■純せっけん分について |
「純せっけん分」99%や100%と表示されている石けんをよく見かけます。一般的には「純せっけん分が高い=質の良い石けん」と認識されがちですが、お肌に使う石けんに限ってはそうともいえません。
純せっけん分とは石鹸に含まれる脂肪酸カリウムもしくは脂肪酸ナトリウムの含有比率です。その分量が100%や99%の石けんは泡立ちが良く洗浄力も強いので台所用などの洗剤としては適しますが、高純度である反面、グリセリンなどの保護成分がほとんど含まれないため、お肌への使用には刺激が強すぎる場合もあります。
ですので保湿成分を多く含んだ石けんやマイルドな使用感が特長の石けんは「純せっけん分」自体はそれほど高くない製品が多いようです。
「純せっけん分」については使用する人の用途や好みで選ばれると良いでしょう。 |
| ■透明な石鹸について |
透明な石鹸は、石鹸の製造過程でエチルアルコールと砂糖を配合して作られます。コールド製法・ホット製法・中和法など、どの製法でも透明にすることが可能です。
砂糖が配合されているために保湿作用がありマイルドな使用感ですが、アルコールを多く使用しますので物によっては保護成分としてプロピレングリコール、ソルビトール、ポリエチレングリコールなどが添加される場合もあります。また、エチルアルコールを40%近く使用すると素材となる油脂の組織が壊れやすく、油脂が本来持つ性質が失われる可能性があります。
透明な石鹸は見た目も美しく高級感がありますが、石鹸本来の機能を考える製造現場では余分なコストをかけてまで透明にする必要性に疑問を感じる声もあるようです。
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